投資対象の整理メモ(5)海外REIT

本日11/3の日経新聞に、世界の不動産投資信託(REIT)市場が急速に縮小し、時価総額声計で約30兆円と、昨年5月末のピーク94兆円から7割近く減少したという内容の記事が掲載されていました。10/24時点で米国では16兆円弱と1/3に減少、英国は2割強に減少、日本も2.3兆円と1/3に減少した、としています(※1)。

株のことわざに「半値八掛け二割引」ということばがあって、このあたりまで下がれば大底だということのようですが、100÷2×0.8×0.8=32、つまり約1/3の値段ということで、現在のREIT価格に大体当てはまることとなります。

ただ、米国はまだ住宅価格の値下がりが継続していることから、もう少し下がる可能性があるように思います。

また、欧州は、これまでの住宅価格の値上がりが米国以上に大きく、2001年の初めを100とした指数では、米国のピークが06年後半の130台に対して、欧州は国によってバラつきがありますが07年半ばの150~170台まで上昇しています(※2)。しかも、アイルランド以外は、まだ下落幅が大きくありません(!)。欧州の住宅価格下落はまだしばらくは継続し、かつまた米国よりも下げ幅は大きくなりそうな感じです。・・・ということは、欧州REITについてはさらなる低落も考えに入れておく必要があるということになります。

海外REIT投資は、実際には投信利用ということになると思います。

投資時期としては、もう少し様子見という感じですが、欧州各国も景気対策を打ってくる様子ですし(※3)、投資対象としては底値待ちで引き続き注視しておく必要があると思います。なお、円相場の動向にも注意してください。円安方向ですと為替差益が出ますが、円高方向ですと為替差損が出ます。

■また、当室で指標の一つとして着目している海外REIT投信「DIAMワールド・リート・インカム(毎月決算) 【投信:47311044】」でも、10/30現在の基準価格が3577円と、06年11月の13000円近辺から7割強下落しています。基準価格→ヤフーファイナンス http://quote.yahoo.co.jp/q?s=47311044&d=c&k=c3&a=v&p=m130,m260,s&t=5y&l=off&z=m&q=l&h=on (当室として投資を推奨しているものではありません。)

◆(※1) 「REIT 世界時価総額7割減」 11/3付 日本経済新聞 1面。
◆(※2) 「ニッポン経済大波乱」 11/8付 週刊東洋経済(p.39)による。
◆(※3) 「(11/3)欧州主要国が景気対策、仏は企業の投資促進へ税制優遇措置」 11/3付 日経ネット http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt242/20081102AS2M0100F02112008.html

■その他、海外REITの指標をグラフ化したものは、岡三アセットマネジメントのHPが参考となります。→http://www.okasan-am.jp/market/reit/index.html