首都圏の不動産市況について(2)

10月の初めに一度掲載しましたが、本日(09/01/14)また不動産仲介業者の友人が訪ねてきました。710百万円の売り物があり、利回りは12%だといいます。都内のマンション1棟売りで、ほとんど満室状態ということでした。もともとの価格は、その倍ということで、倒産した不動産会社の処分売りのようでした。

その友人のところには、毎日ファックスで売り物件が大量に来るそうで、ファックスの紙がすぐに2-3センチになって用紙代が馬鹿にならない、とこぼしていました。

普通のアパート1棟買いですと、15%前後の利回りは出ているようです。ただ、アパートは修繕費用がしばしばかかるようですので、実質的な利回りは少し低下すると聞いています。

その友人の話ですと、銀行が融資を徹底的に絞っているため、不動産の買い手がまったくと言っていいほどいなくなり、思い切り安く指値をしておいても掛かってくる状態らしいです。最初の710百万円の物件も、現金購入の買い手が現在検討中、ということで、そこがダメだと次の買い手がいないため、指しておけば利回り15%も可能なようなことを言い残して帰っていきました。

住居物件を1棟買いをするのであれば、7-8億円以上の物件がグレードがよく、つぶしも利くのでオススメであるそうです。おそらくこの3月までは、続々と投売り物件が出るものと思いますので、キャッシュポジションに余裕がある方は検討してみてもいいと思います。当室は無理ですが・・・。

なお、不動産投資の場合、利回りが高いとは言っても、最終的な売却によって初めて全期間の利回りが確定します。それまでは表面利回りですので、その点だけは注意しておく必要があります(REITも同じことです・・・)。また、管理委託費用も2-3%はかかります。

しかし、利回り物件、利回り商品というのはいいですね。少しくらい値下がりしても時間が経過すれば入るものが入ってきますので安心してホールドしていられます。読者の方も、現状おそらくはREITと配当利回り株、高利回り投信を中心とした投資構成にされているものと思います。当室は、引き続き利回り重視の分散投資で行きたいと思います。