ヘッジ・ファンドの投資動向

いまさら、という感じはしますが、2010年11月号の「選択」に、ヘッジ・ファンドの投資動向に関する面白い記事がありましたので、要点をここに掲載しておきます。

ジョージ・ソロス氏を抜いてヘッジ・ファンドの帝王となったジョン・ポールソン氏の最近の会合での発言内容として、次の投資対象が挙げられたというもので、投資対象の整理の参考になるものと思います。

①米国の一流株・・・コカ・コーラ、J&J、シティグループ、バンカメ。
②金・・・1オンス2400ドル。場合によっては4000ドル。
③住宅・・・50年に1度のチャンス。

その他としては、次のものです。

④通貨・・・ユーロ、円、豪ドル、スイスフラン、カナダドル。
⑤商品・・・金・銀・銅、穀物、綿花、トウモロコシ。
⑥新興国株式・・・インドネシア、フィリピン、タイ、、ベトナム。

要するに、米国債以外、何を買っても上がるという状況のようです。しかしながら、ヘッジ・ファンドの投資対象に日本円が入っています。円高については、日銀の追加緩和の効果次第の面はありますが、金額的な不足感は先に指摘した通りですので、まだ今後少しずつ進行する可能性はあります。ただ、これからの円高はあっても限定的と当室では考えていますので、外国株投資も不安視する必要はないように思います。

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               (NYダウ3年チャート:SBI証券による)