日本株に「短期慎重・中期強気」変わらず=ゴールドマン

日本株については、米国株と比較しますと大きく出遅れてはいますが、電力供給制限や円高の影響で、当面横ばいであろうと予想しています。下記の文面はゴールドマン・サックスの所見を伝えるロイター記事ですが、日本株に対する見通しとしては妥当な線だと思いますので、備忘のため掲載しておきます。以前からゴールドマンの見解はブログで何度か引用していますように、結構妥当性の高いと思われる内容が提示されています。もちろん、ポジション・トークである可能性を割り引いて考える必要はあります。

なお、欧州では再びギリシャ、ポルトガルの債務問題が浮上して来ています。その点を視野に入れて考慮しますと、現状、米国株も含めてあまり強気にはなれる場面ではないという印象です。

[以下、引用]
◆日本株に「短期慎重・中期強気」変わらず=ゴールドマン
[東京 12日 ロイター] ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は11日のリポートで、東日本大震災の発生から2カ月が経過した現在も、日本株に対する「短期慎重、中期強気」のスタンスは変えていない。
ただ足元の動きをふまえ、企業の収益予想を下方修正し、TOPIXの目標株価も引き下げた。株価の回復は従来より、より鈍くなるとみている。

GS証券は電力供給をめぐる不透明感はいまだ払しょくされていないほか、為替は再び円高に傾いており、従来の想定に比べ需要の伸びも弱いとの見方から、11年度のEPS成長率をマイナス5.3%に下方修正した。12年度は21.7%への回復を予想している。またTOPIX目標水準を今後3カ月が850、6 カ月870、12カ月は970に修正した。今後12カ月の目標を8%引き下げたが、現在の株価水準からは約13%の上昇余地とがある、としている。

有望な投資先としては、市場全体では目先、レンジ取引が予想されるとして、セクター/テーマ別の投資機会により妙味があるとしている。震災以降にアウトパフォームしているセクターは、建設、機械等の復興需要関連のほか、商社や化学、コモディティ関連業種で、一方、アンダーパフォーム銘柄は、不動産、銀行、保険、輸送機器などの分野に集中している。

GS証券は推奨セクターに、金融、インフラ(不動産、住宅、建設)などの国内リフレ関連と、機械や商社などの新興国関連輸出セクターに重点を置き、これに関連し、世界の経済成長と関係の深いエネルギー/化学をニュートラルからオーバーウエートに引き上げた。

なお同社が日本株を「中期強気」とする根拠は、1)適切な景気刺激策の実施、2)堅調な海外需要、3)電力供給見通しの改善、4)円安--の見通しがいずれ実現するとみているため。」[以上 引用]
(2011年 05月 12日ロイターより)
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 (日経平均(青)とNYダウ(赤)週足3年間チャート:SBI証券より引用)