欧州債務危機が大恐慌引き起こす恐れ=ソロス氏

先日の当ブログで引用した英文記事よりも、少し詳しい記事がロイターにありましたので、転載しておきます。ソロス氏は、「欧州財務省」の創設にまで踏み込んだ発言をしています。金融政策と財政政策は一体のものだということです。

このままの欧州情勢では、どうも一波乱ありそうな雰囲気ですが、そうはならないことを期待したいと思います。

[以下、引用]
◆欧州債務危機が大恐慌引き起こす恐れ=ソロス氏(2011年 09月 15日 ロイターより)

「[15日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は、ユーロ圏首脳が欧州の債務危機解決に向けて「欧州財務省」の創設を含む抜本的な措置を講じない限り、債務危機が大恐慌を引き起こす恐れがあると警告した。

ソロス氏は、ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックスとロイター・ドットコムに寄稿し、政策当局者はギリシャ、ポルトガル、そしておそらくアイルランドがデフォルト(債務不履行)に陥り、ユーロ圏離脱に追い込まれる可能性に備えなければならないと指摘。「たとえ破滅を回避できたとしても、赤字削減の必要性がユーロ圏を長期的なリセッション(景気後退)に導くことは間違いない。それは計り知れない政治的結末をもたらすだろう」と述べた。

ソロス氏はそのうえで、1)弱小国家の銀行破たんを防ぐため、銀行預金を保護する必要がある、2)デフォルトした国の経済を支えるため、一部の銀行の機能を維持する必要がある、3)欧州の銀行システムの資本再編を実施し、国家でなく「欧州」の監督下に置く、4)赤字を抱えた他の国の政府債を保護する必要がある──とする4つの大胆な政策措置を提言。「それらはすべてコストがかかるが、課税権限を持ち、借り入れもできる『欧州財務省』を創設する以外に選択肢はない」と述べた。」
[以上 引用]