投資先をすべて日本企業にしても問題なく運用していける/バフェット氏(来日インタビュー)

11月22日のテレビ東京「モーニングサテライト」で、バフェット氏が単独インタビューに応じた映像を放映していました。要点は次の5枚の画像に集約されているものと思います。投資上の結構大きなヒントがあるように感じました。さわかみファンドの考え方として先般紹介した記事内容とも一脈通じるものがあり、バフェット氏であれば日本株運用だけでも十分なのでしょう。

どこの国の株式市場でも応用できるバフェット投資法の根幹にある理論は、すでに誰もが知っている、そして当たり前すぎて見逃している案外シンプルな投資方法という感じもします。

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(画像はすべてテレビ東京ホームページから引用)
※「モーニングサテライト」は参考になる話題が多く、平日の朝(5:45~)は必見でしょう。

[以下、引用]
◆バフェット氏、日本で投資機会を模索 (2011年 11月 22日 ウォールストリート・ジャーナル日本版より引用)

【福島県いわき市】初来日した米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット氏は21日、記者会見で、日本では「大きな投資機会」を物色中であり、欧州については割安と思われる企業があれば買収も考慮すると述べた。
しかし、これとは別に行われたダウ・ジョーンズ経済通信との独占インタビューでは、2008年の金融危機の際、米国政府が危機を封じ込めるための能力と意欲を示したのに比べ、欧州政府は問題解決のため必要なことを全て行うという意志を示していないと批判、債務危機が続く欧州の国債に大きく賭けることはしない考えを示した。

 同氏は、同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(ネブラスカ州オマハ)の孫会社で超硬工具メーカーのタンガロイが東日本大震災で被災した地に所有する工場の視察を終えた後、東日本大震災でも、ここ数年来最大の企業スキャンダルといえるオリンパス問題でも、日本に対する見方は変わっていないと言明した。

 また、独占インタビューに応じた同氏は、「10億ドル以上の規模の投資先を探している」とした上で、日本でも投資先を探していることを明らかにした。

 持続可能な競争力を持ちながら過小評価されている日本企業が日本の相対的な投資妙味を高めている」と指摘、「価格は低い方が好ましい。低い価格は投資価値を生み出すからだ」と述べたが、具体的な投資先については言及しなかった。

 世界の投資家に絶大な影響力を持つバフェット氏は、欧州については、よい投資機会があれば興味はあるが、現在ユーロ圏が抱えている問題に照らし、ソブリン債危機に乗じて「大きな賭け」をするつもりはないとした。

 これより先に行われた記者会見でバフェット氏は、低迷する他地域の経済について鋭くコメントし、欧州で直接投資を行う予定はないが、米国経済の将来は明るいとして、今も米国には喜んで投資すると述べた。

 日本の市場参加者によると、債務危機ですでに弱っている欧州にバフェット氏のネガティブなコメントが追い討ちをかけ、ユーロが対ドルで下落、この日の安値を付けた。

 円高については、日本のメーカーにとっては問題だが、それが日本経済全体を衰退させるほどの要因とは考えておらず、日本はこうした状況に「極めてよく」対応してきたと称賛した。

 また、東日本大震災後の復興ぶりにも称賛の意を示し、「日本の人々も、日本の企業も、津波によって変わってはいない」と述べた。同氏はもともと、震災発生から11日後の3月22日に福島県いわき市にあるタンガロイの新工場の視察を行う予定だった。

タンガロイは2008年にオランダの企業、IMCインターナショナル・メタルワーキング・カンパニーズの完全子会社となった。バークシャー・ハザウェイはIMCを一部保有している。

 バフェット氏はこの日、正午前にヘリコプターで同地に到着し、同工場の従業員400名やいわき市長、福島県副知事などから暖かい歓迎を受けた。同氏が短いスピーチを行った工場は、被災した福島第一原発から約40キロの距離にある。

 記者会見でバフェット氏はまた、企業統治問題が発生し、何十億ドルという時価総額が消えてしまったオリンパス問題も、同氏の日本への投資判断に影響するものではないとした。オリンパスは今月初め、一部の経営陣が1990年代から投資損失を隠してきたことを認めている。
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バフェット氏(21日、福島県いわき市)
[以上 引用]