ギリシャは無秩序デフォルトも/ソロス氏

SankeiBizのソロス氏関連記事を下記引用しておきますが、ギリシャが無秩序なデフォルトに陥る真の危険が存在する、という内容だけでは、ソロス発言にしては、今ひとつ切れがありません。

今回のソロス発言で新規性があるのは、最後のくだりで、「ユーロは世界に定着している。できあがったオムレツを元の具に分解できないように、ユーロの解体は不可能」という発言くらいが注目点でしょうか。ギリシャだけでなく、イタリアのことにも触れて欲しいところです。


[以下、引用]
◆ソロス氏「差し迫った危険」 ギリシャは無秩序デフォルトも (2011.11.5 SankeiBizより)

資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏は、ギリシャが無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥る「差し迫った危険」に直面しており、これは他の国の銀行で取り付け騒ぎが発生する不安を高めると警告した。

ソロス氏は3日のブダペストでの講演で、ギリシャの債務削減は「秩序立った形で行われなければならない」とした上で、欧州当局はギリシャの銀行が存続し、預金が安全であることを保証する必要があると述べた。

同氏は「無秩序なデフォルトの真の危険が存在する。それが起きると確信しているわけでは全くないが、差し迫った危険がある。他の国でも銀行の取り付けが発生しかねず、それはまさにメルトダウンの危険といえる」と語った。

ソロス氏はまた、欧州当局はギリシャに危機を脱するチャンスを与えるため、救済基金である欧州金融安定化基金(EFSF)を活用し、欧州中央銀行(ECB)などからギリシャ国債を買い取るべきだと主張。ギリシャの債務負担全体の20%軽減につながる民間の自主的な50%減免についても「十分ではない」との見方を示した。

ソロス氏はまた、ギリシャ国債保有者らにポートフォリオの堅持を約束させるのと引き替えに、銀行システムが機能不全に陥るの防ぐためにもEFSFが使われるべきだったと指摘。イタリアやスペインは割引債を発行し、国内の各銀行に流動資産として購入させ、いつでも欧州中央銀行(ECB)へ売却することができるような態勢をとるべきと付け加えた。

ソロス氏は「ユーロは世界に定着している。できあがったオムレツを元の具に分解できないように、ユーロの解体は不可能」と述べた。(ブルームバーグ Edith Balazs)」
[以上 引用]