米国防長官、イスラエルがイラン攻撃する可能性高まる=報道/ロイターより

ロイター報道によれば、どうやら戦争の足音が聞こえ始めたような印象を受けます。不景気に対する梃入れが必要ですし、国内問題から海外問題に目を向けさせる効果もあります。

イスラエルが、「イランが原爆を約1年で完成できる」と発言している以上は、1年経過しないうちに戦争が起こるということです(※1)。

その点は、パネッタ米国防長官が、イスラエルがイランの核兵器開発を阻止する目的で4月にもイランを攻撃する可能性が高まっていると考えていると発言してしまい(※2)、確証を与える結果となっていますが、現実にはどうでしょうか。

イスラエルの爆撃機は、自国とイランを往復するのは航続距離的に無理だとされていますので、どこかで給油する必要があります。イラク戦争の時は米国艦隊がペルシャ湾に集結するのを待って攻撃が開始されました。今回はすでに米空母がペルシャ湾に到達しています(※3)。アラビア海にも、更に1隻いるようです。

このまま行けば、もう少し準備期間を置いてから、イスラエルとともに、英米が参戦するのでしょう。すでに大使館を襲撃されている英国には開戦の大義名分が存在しますので、イラク戦争の時のように大量破壊兵器の存在確認に苦労することもありません。米国は「同盟国支援」で理屈が通ります。


[以下、引用]
◆(※1)イランは原子爆弾4発の製造可能=イスラエル軍高官/ロイターより
2012年 02月 3日 18:36 JST
[エルサレム 2日 ロイター] イスラエル軍の情報機関トップを務めるアビブ・コハビ氏は2日、同国ヘルツェリヤで開かれた戦略会議で、イランは保有するウランをさらに濃縮させることで、原子爆弾4発の製造が可能だと指摘した。また、同国が原子爆弾の製造を決定した場合、約1年で完成できるとの見方を示した。

コハビ氏は同会議で、イランが濃縮度3.5%のウラン4トン以上と、同20%のウラン約100キロを所有しているとし、「原子爆弾4個を製造するのに十分な量」だと語った。

核爆弾の製造には濃縮度90%のウランが必要だが、西側の専門家によると、20%に達していれば、製造までそう難しいことではないという。

また、バラク国防相はテルアビブ近郊でシンクタンクに対し、「制裁が(イランの)核開発を止めることができなければ、措置を検討する必要があるだろう」と述べた。

◆(※2)米国防長官、イスラエルがイラン攻撃する可能性高まる=報道/ロイターより
2012年 02月 3日 12:28 JST
[ワシントン 2日 ロイター] 米メディアは2日、パネッタ米国防長官が、イスラエルがイランの核兵器開発を阻止する目的で4月にもイランを攻撃する可能性が高まっていると考えている、と報じた。

最初に報道したのはワシントン・ポスト紙。パネッタ長官が、イスラエルが今後数カ月の間にイスラエルが攻撃に踏み切る可能性が高まったことを懸念している、と同紙のコラムニストが書いた。CNNは、ワシントン・ポストの記事をオバマ政権の高官が匿名を条件に確認したと報じた。

ワシントン・ポストの報道について、パネッタ長官、国防総省はともにコメントを差し控えた。

◆(※3)米空母「エイブラハム・リンカーン」、ホルムズ海峡を無事通過/ロイターより
2012年 01月 23日 10:54 JST
[ワシントン 22日 ロイター] 米海軍第5艦隊の報道官によると、米空母「エイブラハム・リンカーン」は22日、ホルムズ海峡を無事通過し、ペルシャ湾に入った。

[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]