ユーロ圏分裂はもはや考えられないことでない-ソロス氏/ブルームバーグより

ここのところソロス氏の発言がありませんでしたが、ようやくユーロを依然として悲観的に見ていることが表明されました。「数年後には通貨同盟の分裂が起こり得る状態になるかもしれないと指摘した」とされています。

ギリシャの脱落はすでに確定的だと思いますが、通貨同盟の分裂という表現はもっと強烈な響きがありますので、ギリシャやポルトガルなど1~2ヶ国の離脱では終わらないということなのでしょう。数年後の状況という中期的展望として、頭の片隅に入れておく必要があるものと思います。


[以下、引用]
◆ユーロ圏分裂はもはや考えられないことでない-ソロス氏がFTに寄稿

4月12日(ブルームバーグ):資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏は、ユーロ圏内の債権国と債務国の溝が深まり続ける中で域内危機はより危険な段階に入ったとの見解を示した。

ソロス氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に寄稿し、ユーロ圏諸国が国家意識を強める中で、数年後には通貨同盟の分裂が起こり得る状態になるかもしれないと指摘した。

ユーロ建て資産および債務は極めて入り組んで交じり合っているため、金融メルトダウンにつながり得るユーロ崩壊は危機の当初には想定できない事態だったと同氏は解説した。

ソロス氏はさらに、ユーロが生き残った場合もそうでない場合も、欧州は長期にわたる景気停滞または後退に直面するだろうとし、中南米諸国と日本は同じような経験を経ているが、欧州連合(EU)は国家ではないため、試練を乗り越えて存続することはできないだろうとの見方を示した。

原題:Euro-Area Breakup Is No Longer Inconceivable, Soros Writesin FT(抜粋)

ブルームバーグより
更新日時: 2012/04/12 20:05 JST
[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]