独首相、共同債への反対強固に-米大統領は危機終息求める/ブルームバーグより

メルケル独首相は、現状でもまだユーロ共同債に反対しています。このままでは到底ギリシャや南欧諸国を救済することは不可能であり、ギリシャのユーロ離脱は決定的です。ギリシャの6月17日の選挙前までに、ドイツの何らかの譲歩がありそうな予想の解説者もいましたが、あと2週間足らずで、この頑固なメルケル独首相の方針が変更になるとも思えません。

ギリシャは、選挙の結果として緊縮策受け入れに傾いても、一定期間経過すればいずれまた破綻危機が訪れますし、逆に緊縮策拒否に傾いてもEUとIMFの支援停止で破綻しますし、いずれにしてもドイツの支援なしには、遅かれ早かれ最終的にはユーロ離脱以外には解決策はありますまい。激震の到来が早いか遅いか、それは6月17日以降に判明します。


[以下、引用]
◆独首相、共同債への反対強固に-米大統領は危機終息求める/ブルームバーグより

6月3日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相がユーロ共同債への反対姿勢を強める一方、オバマ米大統領は欧州首脳が金融危機の終息で十分に行動していないとの見解を示した。

メルケル首相は2日、ベルリンのキリスト教民主同盟(CDU)本部で「いかなる状況でも」ユーロ共同債を受け入れることはないと言明。必要とされているのは、欧州の競争力の欠如に対応するために経済改革を実施することだと強調した。

オバマ米大統領は1日シカゴで、5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が1年ぶりの低水準だったことについて、その多くは「欧州と大西洋を越えてやってくる雲が原因だ」と指摘。「世界経済全体がそれによって弱まっている」との見解を示した。

同大統領はミネアポリスでの別の会合でも、「欧州は課題に対応するために必要な多くの断固とした措置を取っていないことなどから、重大な危機に直面している」と語った。

原題:Merkel Rejects Debt Sharing as Obama Urges End to CrisisCloud(抜粋)

更新日時: 2012/06/03 09:46 JST
[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]