消費税率引き上げ法案・自民 修正協議応じる方針固める/NHK NEWS WEBより

何やら雲行きとして、消費税増税法案が成立してしまいそうな雰囲気になって来ています。いずれかのタイミングでもって、消費税増税は不可避の課題ではありますが、成立は結構難しいのではないのかという見方が大勢であったのに、運の良い野田総理は、法案をまとめてしまいそうです。

野田総理は運の良い人物であり、日本海海戦に勝ってしまった東郷平八郎並みではないかという感じがします。当室管理人の記憶では、その昔、日露戦争中の日本艦隊の指揮を誰に任せるかという問題が発生した折に、明治陛下のご下問は、「一番運の強い将軍は誰か」ということで、その人物が東郷元帥だったことから東郷が日本艦隊の指揮官に任命されたと記憶しています。その時、世界中の誰もが、まさか小国日本が大国ロシアに勝ってしまうとは夢想だにしていないことでした。

野田総理は、中国訪問の折に、中国側からスケジュールの都合で会談を先延ばしされ、中国から軽く見られているような印象もありましたが、先に延ばされた会談日が金正日総書記死去直後に当たる日程となってしまい、最重要時期に胡錦涛国家主席と北朝鮮問題で会談できてしまうという幸運に恵まれました。以来、当室管理人は野田総理の強運は並大抵ではないものと理解しています。今回の消費税増税法案も、おそらくは運良く成立してしまう気がします。

そうしますと、消費税増税→財政再建→円の信任上昇→円高→株安、という連鎖の可能性大でしょう。欧州は逆に、ギリシャ、スペインの信用不安→ユーロ安および経済不振、ということで、いずれにしても円高要因となります。

消費税増税の経済マイナス効果→さらにデフレ→円高、という方向からも円高でしょうか。

ギリシャの選挙6月17日、日本の国会会期末6月21日、いずれも注視が必要です。


[以下、引用]
◆自民 修正協議応じる方針固める/NHK NEWS WEBより

2012年(平成24年)6月6日
消費税率引き上げ法案の対応を巡って、民主・自民・公明の3党の幹事長が5日に続いて会談し、民主党が、国会の会期末の今月21日までに採決を目指したいという考えを示し、速やかに修正協議を始めることに協力を求めました。
これを受けて、自民党は、谷垣総裁ら執行部が対応を協議した結果、「法案を採決する日程のめどが立った」として、修正協議に応じる方針を固め、7日、対応を決定することにしています。

3党の幹事長会談で、民主党の輿石幹事長は、消費税率引き上げ法案などの社会保障と税の一体改革に関連する法案について、「一日も早く法案が成立するよう修正協議に入ってほしい。きょうからでも協議ができるよう環境整備をお願いしたい」と述べ、速やかに修正協議を始めることに改めて協力を要請しました。
これに対し、自民党の石原幹事長は「野田総理大臣は『今月21日の会期末までに衆議院で採決するのが政府・与党の務めだ』と言っているが、民主党執行部は採決を先送りしようとしているという疑念を払拭(ふっしょく)できない。会期末までに採決すべだ」と述べました。
また、公明党の井上幹事長は「社会保障と税の一体改革の全体像が示されておらず、デフレも深刻で、景気回復への道筋を示すべきだ。十分に審議したあとは結論を出すのは当たり前だ」と述べ、今月21日の国会の会期末までに衆議院で法案を採決する日程を示すよう重ねて求めました。
このため、輿石氏は「国会の会期末までに採決を行いたいという野田総理大臣の思いと、私の思いに何らそごはない」と述べ、今月21日までに採決を目指したいという考えを強調して理解を求めました。
これを受けて、自民党は6日夕方、谷垣総裁ら執行部が対応を協議した結果、「法案を採決する日程のめどが立った」として、修正協議に応じる方針を固め、7日に対応を決定することにしています。
そして、谷垣総裁は、現時点で協議に応じないとしている公明党と調整を行うよう石原幹事長に指示しました。
このあと、石原幹事長は、記者団に対し「民主党の輿石幹事長から『最大限努力していくので協力してほしい』という話があり、民主党が今月15日までにしっかりと党内をまとめて結論を得るものだと理解している。これを踏まえて、自民党としては前向きに検討しており、最終的な結論は谷垣総裁があすの役員会で報告する」と述べました。
[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]