インド、BRICsで最初に投資適格級を失う公算も-S&P/ブルームバーグより

インド経済も不振の様子です。インド経済は新興国としての成長力はあるとしても、「BBB-」よりも下の格付けとなりますと、投資家心理には大きくマイナス影響があります。「BBB-」でかつネガティブ見通しであれば、何らかのプラスの確証が得られるまでは、当面インド株には手出し無用かも知れません。欧州の銀行はアジアから撤退していますが、当室も新興国株投信からは少し以前に撤退しています。


[以下、引用]
◆インド、BRICsで最初に投資適格級を失う公算も-S&P/ブルームバーグより

6月11日(ブルームバーグ):米格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、 ロシアやブラジル、中国を含む新興市場国のいわゆるBRICs諸国の中で、最初に投資適格級の格付けを失うのはインドかもしれないとの見方を示した。国内景気の減速や、政治的な問題で経済政策の策定が難航していることを理由に挙げた。

S&Pのアナリスト、ジョイディープ・ムカージ氏(ニューヨーク在勤)は11日、「より自由な経済を目指すインドの取り組みが行き詰る、あるいは後退すれば、長期的な景気見通しに打撃を与える可能性があり、信用の質にも影響を及ぼすだろう」とのコメントを発表した。

S&Pは4月、インドの格付けアウトルック(見通し)を「安定的」から、格付けが下方に向かう可能性を示す「ネガティブ」に引き下げた。インドの1-3月(第1四半期)国内総生産(GDP)は前年同期比5.3%増と。9年ぶりの低い伸びとなった。国内の政治的こう着で投資が滞る中、欧州債務危機の影響で輸出が落ち込み、インドの景気見通しは悪化した。

インドの長期ソブリン債格付けは「BBB-(トリプルBマイナス)」で、投資不適格級(ジャンク)を1段階上回る水準。

原題:S&P Says India May Be First BRIC Nation to Lose InvestmentGrade(抜粋)

更新日時: 2012/06/11 21:43 JST
[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]