スペイン10年債利回りが初の「危険水域」、急上昇で7%台に/ロイターより

スペインの10年債利回りが一般に「危険水域」とみなされる7%を超えてしまいました(※1)。まだ楽観は許されない様です。

6月13日にムーディーズは、スペイン国債の格付けを「A3」から「Baa3」へ3段階引き下げています(※2)。

しかも、6月13日のブルームバーグによれば、ドイツ財務相が改めて、財政難国の負担共有をする償還基金を拒否してしまいました(※3)ので、当室のベア・スタンスは復活・継続とせざるを得ません。

それにしても、スペインの格下げは遅過ぎます。スペインの失業率の異常な高さが目立つようになってから随分日数が経過しました。ギリシャの再選挙の行方がどうなろうとも、ギリシャ経済は破綻しています。ポルトガル経済然り、スペイン経済然り。

EUによる救済ができなければユーロ安円高で、また逆に救済ができても抜本策でなくて追加金融緩和LTRO-3頼みだとすれば、ユーロ安円高。いずれにしてもユーロ安円高で、日経平均は下落方向のように思います。


[以下、引用]
◆(※1)スペイン10年債利回りが初の「危険水域」、急上昇で7%台に/ロイターより
2012年 06月 14日 18:48 JST
[ロンドン 14日 ロイター] トレードウェブのデータによると、スペインの期間10年の国債利回りが14日、前日から23.4ベーシスポイント(bp)上昇の7.01%となり、ユーロ導入後ではじめて、一般に「危険水域」とみなされる7%台に乗った。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは前日、ユーロ圏が決定したスペインの銀行向け支援により政府の財政状況が悪化すると指摘。スペイン国債の格付けを「A3」から「Baa3」へ3段階引き下げた。

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◆(※3)ドイツ財務相:財政難国の負担共有する償還基金を拒否-独誌/ブルームバーグより
6月13日(ブルームバーグ):ドイツのショイブレ財務相は、財政難のユーロ参加国の債務負担を域内で共有する「償還基金」の案を拒否した。独誌シュテルンに対し、そのような仕組みは欧州連合(EU)条約に反すると語った。

同誌によると、ショイブレ財務相はまた、財政政策の統合なしに導入すれば償還基金はゆがみを生じさせるとの考えも示した。「各国が他国の負担において債務を生じさせることが可能になる。これは許されない。支払う国には決定する権利もなければならない」と語った。

原題:Schaeuble Rejects Redemption Fund, Stern Magazine Says(抜粋)

更新日時: 2012/06/13 18:31 JST

◆(※2)ムーディーズがスペインを3段階格下げ、銀行救済で財政悪化へ/ロイターより
2012年 06月 14日 07:22 JST
[ニューヨーク 13日 ロイター] 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、スペイン国債の格付けを「A3」から「Baa3」へ3段階引き下げた。ユーロ圏が決定したスペインの銀行向け支援により政府の財政状況が悪化すると指摘した。

またスペイン政府の国際金融市場へのアクセスが「非常に限られている」ことや、ぜい弱な国内経済を理由に挙げた。

ムーディーズは格付けを引き下げ方向で見直すとしており、3カ月以内に再び格下げする可能性がある。

[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]