国内REIT投信、過去3年は国内株より高収益 注目投信ランキング/日経新聞WEB刊より

運用利回りが比較的明確に確保できるJ-REITは、当室の好みの投資対象の一つです。日経新聞WEB刊に、東証REIT指数とTOPIXとの相関係数が掲載されていましたので、引用掲載しておきたいと思います。

両者の相関係数は、0.75とやや強めの相関がある様で、その理由としては、「海外投資家の中には、国内REITを日本株と同一視して売買する傾向がある」ということによります。現状、リートの分配金利回りの方が、一般株式配当金利回りよりもかなり上位にあるので、本来はリートは株式と同様に解釈してしまう商品ではありませんが、それだけ日本のリートが不安視されている証左なのかも知れません。

ところで最近は、サラリーマンが中古の住居用ビルを借金一棟買いする向きもあるようですが、管理費用だけで利回りのうちから2~3%は取られますし、空室の心配や修繕費用などを考慮しますと、利回りが相当高くないと割が合わないように思います。

その点リートであれば、物件管理の煩わしさ無しにそこそこの分配金が確保され、利回り計算も簡単であり、しかも小口投資ができ、また一方で市場流動性も確保されていますから、一般の実物不動産投資よりは安全性と利便性でやや有利と思います。あるいは、価格変動をヘッジする自信があれば、空売りも可能です。欠点は、実物不動産と違って借金の担保にできないため、投資レバレッジが利かないということくらいでしょうか。


[以下、引用]
◆国内REIT投信、過去3年は国内株より高収益 注目投信ランキング/日経新聞WEB刊より
公開日時2012/8/27

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国内REIT投信の騰落率ランキング(2012年5月末)  主にJ-REITで運用するアクティブファンドのうち、2012年5月末時点の純資産残高が10億円以上のファンド(確定拠出年金専用ファンドおよびラップ口座サービス専用ファンドを除く)について、2012年5月末時点の過去3年間の騰落率が高い順に並べた。
格付投資情報センター(R&I)ファンド調査部の業務は、信用格付業ではなく、金融商品取引業等に関する内閣府令第299条第1項第28号に規定されるその他業務(信用格付業以外の業務であり、かつ、関連業務以外の業務)である。当該業務に関しては、信用格付行為に不当な影響を及ぼさないための措置が法令上要請されている。R&Iファンド大賞およびR&Iの投信定量評価に関してはサイト(http://www.r-i.co.jp/toushin/)を参照。


今回はイオンの参入でも注目を集めた国内REIT(不動産投資信託)で運用する投信を採り上げる。

右表の投信を見て分かるように、過去3年間の騰落率はいずれも20%超と好調。東証REIT指数(日本のREIT市場を代表する投資収益指数)も同様に20%超と、同期間のTOPIXの騰落率(マイナス15%)を大きく上回る。

もっとも、過去5年間で見ると、いずれもマイナス50%超。いずれの期間でも両指数のリスク水準はほぼ同じで相関係数(「マイナス1」から「1」の間を取り、1に近いほど相関関係が強い)も0.75と比較的強い。

海外投資家の中には、国内REITを日本株と同一視して売買する傾向がある。両資産の値動きが近くなる背景の1つだ。
(格付投資情報センター ファンド調査部)
[日経マネー2012年9月号の記事を基に再構成]
[以上 引用/マクロ経済動向と資産運用形成研究室]