NYダウ(日経平均)はもう少し調整

過去10年間の、NYダウと日経平均のチャートを見てみますと、リーマンショック以降、NYダウの方が上昇率は大きくなっています。これは金融政策の差異によるところが大きいものと思われます。2012年(平成24年)12月26日に第二次安倍内閣が成立し、アベノミクスに転換して以降は、日経平均の上昇も捨てたものではありません。2013年3月20日には、現在の黒田東彦氏が日銀総裁に就任して異次元の金融緩和に転換しています。
画像
(NYダウ・日経平均10年間:SBI証券HPより引用)

黒田日銀総裁の前の白川総裁の就任期間は、2008年4月9日~ 2013年3月19日となっています。グラフで見ますと、日経平均がNYダウと比較しても不自然に低迷していた期間と重なります。その間は、米国と比較して、日本の金融政策が適切ではなかったということです。白川氏自身には「緩和は十分だ」という認識があったのだと思いますが、マーケットはそうは見ていなかったということになります。

もっとも、2009年9月16日~2012年12月26日までは、かの悪名高き経済政策不在の支離滅裂な民主党政権でしたので、日経平均の低迷を白川氏だけの責任だというわけではありませんが、それでも金融政策が適切ではなかったという批判は免れないところでしょう。

それにしても、民主党政権時代は不思議なくらい日経平均が低迷している時期とものの見事に一致しています。日経平均のためにも、経済音痴な民主党政権時代の幹部メンバーは、二度と政権の座に返り咲くことが無いように強く祈念したいと思います。

ところで、今回の相場下落ですが、これから更に下がるのかどうなのか、そこが心配です。日経平均はNYダウに追随しているものと大きく解釈し、大本のNYダウの動きを眺めてみますと、調整はまだ十分ではなさそうです。
画像
(NYダウ5年間:SBI証券HPより引用)
5年間のチャートでは、一応、三角持合い的な動きを形成していますが、三角持合いは上離れするか下離れするかは、分かりません。25日移動平均線で下値を支えているものの、2017年は1年間の上昇幅が大きかったので、50日移動平均線へ向けて一度ズルズルと下落する可能性もあります。仮に下落しない場合には、横ばい調整期間がしばらく継続する様に感じられます。

ここは焦らずに様子見を基本とし、下げ過ぎ場面があれば少し拾う感じで手堅く行きたいと思います。