ギリシャ次回融資、国民投票終了まで実行されず=仏独首脳/ロイターより

結構ギリシャ関係の情勢は逼迫している様に感じます。しかしながら、マーケットは平穏です。昨日のNYダウも上昇していますし、ユーロ相場も上昇です。

***[以下、引用]***
◆ユーロが上昇、ギリシャ国民投票めぐる発言受け=NY外為市場 (2011年 11月 3日 ロイターより)

「[ニューヨーク 2日 ロイター] 2日のニューヨーク外国為替市場では、不安定な取引のなか、ユーロが対ドルで上昇した。
欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の関係筋はこの日、ギリシャ第1次支援の下での80億ユーロの次回融資は、同国が行うとしている第2次支援受け入れの是非を問う国民投票が終わるまで実施されない公算が大きいことを明らかにした。

第6弾融資が実施されない場合、ギリシャはデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがある。

ギリシャ政府報道官はこの日、パパンドレウ首相が実施するとしている国民投票では、ギリシャがユーロ圏にとどまることの是非ではなく、欧州連合(EU)などによる第2次支援策の受け入れの是非を問うと述べた。これを受け、ユーロが上昇した。」
***[以上 引用]***

国民投票を待っている間にギリシャの国債償還期限が到来してしまえば、当然不渡りになります。その割にはマーケットは不思議なくらい平穏です。しかも、「国民投票の対象がユーロ離脱でなくて支援受け入れの是非だ」という確認報道でユーロがむしろ上昇したりしています。

現状のマーケットの反応はちぐはぐで正常とは見えません。参加者がヤケクソなのか、そうでなければEU首脳が何とかするという我々の知らないシナリオが存在しているのか、どちらかでしょう。多分、最終的には、ギリシャはユーロを離脱するしか方法はありますまい(※1)。

なお、その後のNHK報道では、ギリシャのパパンドレウ首相は「国民投票では、ギリシャがユーロ圏にとどまるかどうかの選択になるという認識を示した」とされています(※2)。


[以下、引用]
◆(※1)ギリシャ次回融資、国民投票終了まで実行されず=仏独首脳 (2011年 11月 3日 ロイターより)

「[カンヌ(フランス)2日 ロイター] フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は2日、ギリシャをめぐる不透明な情勢に決着がつき、同国がユーロ圏に対する公約の実現に合意するまで、ギリシャは欧州の支援融資を受けられないとの考えを示した。欧州連合(EU)首脳やギリシャのパパンドレウ首相を交えた協議後に開いた記者会見で述べた。
サルコジ大統領は「ギリシャは引き続きわれわれと共に進みたいかを決めなければならない」と発言。メルケル首相も、ギリシャを加盟国としてユーロ圏が安定することを望むが、ユーロ圏の安定は、最終的にはギリシャの救済よりも重要との認識を示した。

サルコジ大統領はまた、国民投票が実施されるなら、ギリシャがユーロ圏にとどまるか離脱するかを問うべきだと述べ、欧州は不透明感の長期化に耐えられないため、パパンドレウ首相が国民投票実施日として12月4、5日を示唆したことに満足していると語った。」

◆(※2)ギリシャ 来月4日にも国民投票 (11月3日 10時2分 NHK NEWS WEBより)

「ギリシャのパパンドレウ首相は2日、EU=ヨーロッパ連合がまとめた信用不安への包括的な対策を巡る国民投票は、来月4日にも実施され、ギリシャがユーロ圏にとどまるかどうかの選択になるという認識を示しました。」

[以上 引用]
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 (NYダウ:SBI証券より引用、2011.11.02)