ギリシャ離脱に備えユーロ圏各国が対応策準備へ=当局筋/ロイターより

ロイターによれば、「ユーロ圏当局者は、ギリシャのユーロ圏離脱に備え、ユーロ圏各国が個別に対応策を用意する必要があるとの認識で一致した」そうです。こんなこと発表していいものなのかどうか、すっぱ抜かれたホンネというところでしょうか。

しかしながら、先日はドラクマの印刷をすでに予定しているかのような記事が掲載されたばかりですし、もはやユーロ諸国の首脳間では規定路線になっていて、残るはいつ公表するかだけの問題なのかも知れません。本件のように、少しずつ小出しにうわさを拡大流布して行き、発表時には誰も驚かないという状況が出来ていれば、経済的ショックは最小限に抑制できてしまいます。

当室は以前から、ギリシャのユーロ離脱説に立っていますので、特段の驚きはありません。ギリシャが離脱した時点で激震は起きるでしょうが、それも束の間の調整だと思います。それよりもユーロ圏諸国の揃った緊縮財政政策による景気低迷の方が、余程株価には悪影響が強いように感じます。とりあえずは、6月17日のギリシャの選挙に注目したいと思います。


◆訂正:ギリシャ離脱に備えユーロ圏各国が対応策準備へ=当局筋/ロイターより
2012年 05月 24日 06:12 JST
[ブリュッセル 23日 ロイター] ユーロ圏当局者は、ギリシャのユーロ圏離脱に備え、ユーロ圏各国が個別に対応策を用意する必要があるとの認識で一致した。3人の当局者が23日明らかにした。

ユーログループ作業部会が21日(訂正)、電話会議で合意したという。

当局者の1人は「ユーログループ作業部会は、ギリシャがユーロを離脱した場合に備えて、ユーロ圏加盟各国がそれぞれ緊急対策を用意することで一致した」とし、「情報漏えいの恐れから、ユーロ圏レベルでの作業は現時点で行われていない」と述べた。

2人目の当局者も、ユーログループ作業部会による合意を確認した。

当局者筋の情報に加え、ロイターはユーロ圏諸国が検討すべき要素をまとめた文書を確認した。文書はあるユーロ圏加盟国が作成した。

同文書は、ギリシャのユーロ圏離脱によって加盟各国が直面する可能性のあるコストについて具体的に言及している。また、ギリシャが実際にユーロを離脱することになった場合には「友好的な分離」を模索すべきとしている。

ギリシャがユーロ圏の離脱に踏み切った場合、ギリシャの痛みを和らげるため、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は最大500億ユーロ(訂正)の資金援助を行う可能性があるとした。

さらに、ユーロ圏離脱はギリシャ政府に甚大なコストをもたらすことが見込まれる反面、他のユーロ圏諸国の負担はこれよりも小さいとの見通しを示した。

ただ、他のユーロ圏諸国への波及リスクは過小評価されていると警告。「市場は決定的にユーロに不信感を抱くことになるだろう」との見方を示した。

*2段落目の「22日」を「21日」に、7段落目の「500ユーロ」を「500億ユーロ」に訂正します。
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