「増税凍結」「大型財政出動」で上昇相場再び 初手は“金融株”

当室と同様の見方の記事がZAKZAKに掲載されていましたので、転載しておきましょう(※1)。

「増税凍結」「大型財政出動」で上昇相場再び、というのは、現状としては、あくまでも見込みですので、出動準備の段階であり、打診買い程度という認識ですが、安倍総理の決断次第ではかなり有力な展望です。増税凍結はすでに相場に織り込み済みとも見えますが、外人の大半はおそらくは疑心暗鬼状態ですので、まだこれからの対応ではないかと推測します。増税が凍結されれば、ゆるゆると全体的に株価は上昇するものと思いますし、これに大型財政出動が伴えば、機動的な上昇となる予感がします。


[以下、引用]
◆(※1)【株式フジ】「増税凍結」「大型財政出動」で夢のような上昇相場再び 初手は“金融株”

2016.05.6 ZAKZAK

熊本地震の発生以来、株式市場では「消費増税延期」が取りざたされています。景気の先行きがさらに不透明になるなか、「増税することはない」という見方です。

2014年の消費増税実施後の消費の落ち込みを考えると、日本の消費者が増税を嫌悪しているかがわかり、それが延期されることは景気、そして株価にポジティブになるという目算です。私自身は「増税延期」はもはや既定路線となっているように感じています。

大災害が起きた今、「凍結」まで踏み込まなければ景気や株価を持ち上げることにはならないと考えています。「安倍晋三政権での増税はない」と明言すれば、株価は上昇に転じるものと考えています。

加えて、「財政出動」が一段高の呼び水となるでしょう。終わった感のあるアベノミクス相場は息を吹き返します。夢のような上昇相場! それは「消費増税凍結」と「大型財政出動」で再び達成されます。逆に、それがなければ期待できないと考えたほうがいい。

ここでは決め打ちするのではなく、すぐに動ける態勢を構築しておくことが望まれます。スタート位置について、号砲がを待つ五輪の陸上選手のような構えと理解してください。

初手は金融株になりそうです。年初から売り込まれた「三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)」、「三井住友フィナンシャルグループ(8316)」のメガバンク株、さらに「オリックス(8591)」、「クレディセゾン(8253)」のその他金融株です。

政府の産業競争力会議でアベノミクス新3本の矢で目指すGDP600兆円経済の実現に向け、具体的なテーマとされているものも有望です。

20年に付加価値創出30兆円を目指すとされる「第4次産業」から、ロボット関連株の「安川電機(6506)」、IoT(モノのインターネット)関連株の「ソフトバンクグループ(9984)」の動きが注目です。

他方、中国では、経済指標に好転が見られることから鉄鋼高炉の「東京製鐵(5423)」、建機の「コマツ(6301)」など中国関連株の出直りにも期待できそうです。内需株一辺倒から外需株にも物色のホコ先が向いてくるでしょう。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)
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[以上引用 マクロ経済動向と資産運用形成 研究室]