英国がEU離脱決定で円急騰、1日で7円 史上最大の変動率

意外性が強烈であり、真っ先に為替が反応しました(※1)。ドル円は史上最大の変動率で7円も円高方向へ振れたようです。ソロス氏の悲観的な指摘が的中したかに見えます。

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(6月24日1日のドル円相場1分足:SBI証券より引用)


[以下、引用]
◆(※1)円急騰、1日で7円 史上最大の変動率
経済部 後藤達也
2016/6/24 14:39日本経済新聞 電子版

円相場が史上最大の嵐に見舞われている。英国の欧州連合(EU)離脱が確実になったことで、安全資産とされる円に資金が一気に流入。1日の値幅は7円を超え、過去最大の変動率を記録した。海外投機筋の短期的な売買が主導する一方、それ以外の投資家が市場から姿を消したことが拍車をかけた。

「衝撃はリーマン・ショックを超えました」(みずほ証券の鈴木健吾氏)。24日の午前11時40分すぎ。わずか3分ほどで1ドル=103円台半ばから99円ちょうどまで瞬く間に円高が進んだ。対ポンドに至っては早朝に1ポンド=160円ほどのレートが135円と数時間のうちに2割近く急騰。主要国間の為替取引では極めて異例の事態だ。

英国放送協会BBCなどの開票情報が交錯し、離脱への思惑が強まるなかで、海外投機筋の円買いが時間を追って強まった。「電子取引での売買が次々と舞い込み、値が飛んでいくようだった」(クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司氏)

それだけではない。投機筋以外の投資家が取引を止めたことが円高を加速させた。値動きが強烈なほど、取引するリスクも高まる。「事業会社や金融機関からの注文はほとんど途絶えたと言っていい状況」(国内銀行)。個人投資家の取引も細り、円高に歯止めがかからなくなった。

英国の欧州連合(EU)離脱が決まったとはいえ、先行きはなお不透明だ。経済への悪影響だけでなく、交渉がどのように進むのか、スケジュールすら見えづらい。他国が追随するリスクもぬぐえない。金融市場が最も嫌う不確実性がいつになく高まっている。金融当局の対応も読みづらく、多くの投資家が内に籠もっている。

円相場の先行きを予想する通貨オプション市場ではさらに円高が進むとの予想が強い。クレディ・アグリコルの斎藤氏は「当面は変動の大きさが投資家を萎縮させ、さらに変動が大きくなる悪循環が続くかもしれない」と指摘している。
[以上引用 マクロ経済動向と資産運用形成 研究室]